NIPPONIA出雲 BLOG

【島根の秋ディナー】知っていますか?
島根の隠れた秋食材5選!

2025.10.02
【島根の秋ディナー】知っていますか?島根の隠れた秋食材5選!

秋といえばやはり食欲の秋ですよね。1年の中で最も旬を迎える食材が多く、市場が賑わう季節です。今回はあまり知られていない島根の秋食材を厳選してご紹介します。出雲大社の麓にあるNIPPONIA出雲大社門前町で楽しめる秋限定ディナーと合わせてご覧ください。

 

島根の秋の味覚を存分に味わう!NIPPONIA出雲大社門前町の限定ディナー

NIPPONIA出雲大社門前町では春夏秋冬の香りをテーマに、ディナーが構成されています。今回のテーマは『出雲の秋の香り』。おいしさがたっぷりとつまった秋食材と地酒の相性は抜群です。

 

鱸のブランダード

ブランダードとは「かき混ぜる」という意味をもつ南フランスの郷土料理で、タラとじゃがいもをペースト状にした料理です。今回はタラではなく、宍道湖七珍のひとつである鱸を取り入れました。丁寧に混ぜ合わせることでクリーミーな舌触りに仕上がります。

~月山イノベーション リンゴ酸~

ブランダードのもったりとした重さを感じる旨味には、白ワインに似た酸味とフルーティーさが特徴の日本酒が合います。

 

 

茸のテリーヌ ラビゴットソース

秋の味覚の代表格である茸をふんだんに取り入れた一品です。酸味をしっかりと効かせたラビゴットソースとクリーミーなクリームチーズ。対照的な味わいが茸の旨味と合わさることで一体感が生まれます。

~環日本海 純米大吟醸 水澄みの里~

芳醇な香りは、茸の香りをより引き立たせてくれます。まろやかで柔らかな味わいは、酸味やクリーミーなコクとの相性抜群です。

 

人参の食べるスープ

人参のもつ自然な甘みを最大限に引き出した満足感のあるスープです。甘さをより引き立てるために、コンソメジュレの旨味を合わせました。

~月山スパークリング~

しっかりと満足感のある食感と味わいを、瓶内発酵の微炭酸ですっきりとしてくれます。

 

地魚と帆立 ナージュ仕立て

島根県産の地魚と帆立をナージュ仕立てにした一品です。ナージュとは「泳ぐ」という意味で、具材が泳ぐようにブイヨンスープをたっぷりと注いだ料理のことをいいます。しじみやアサリ、ハマグリなどたっぷりの魚介を使用して作られたブイヨンスープは、主役の魚に負けないほどの旨味を持ち合わせています。

~月山 特別純米~

旨味の強いブイヨンスープを最後まで楽しんでいただけるように、後口がすっきりとする日本酒を合わせました。

 

しまね和牛 杉板燻製

杉板で燻製したしまね和牛に合わせるのは、甘さと少しの酸味を感じるバルサミコソース。濃厚な味わいのドゥフィノワと一緒にお召し上がりください。

~玉鋼 大吟醸~

しまね和牛の旨味に負けない、強い旨味と華やかさを兼ね備えた日本酒です。

 

多伎いちじくとブランマンジェ

島根の特産品であるイチジクと柿を取り入れた一品。秋を存分に感じられるデザートに仕上げました。

最後には小さなお茶菓子とコーヒーやオリジナルハーブティーをお楽しみください。

 

 

いくつ知っていますか?島根の隠れた秋食材5選

ここまでNIPPONIA出雲大社門前町で楽しめる秋限定ディナーをご紹介してまいりました。定番の秋食材がたくさん出てきましたが、島根県にはまだまだ秋に旬を迎える食材がたくさんあります。今回はたくさんある中でも厳選してご紹介いたします。旬が一瞬で過ぎてしまう食材もありますので、見つけた際はぜひ食べてみてください。

 

島根の秋食材①神在ねぎ

出雲市で栽培されている「神在ねぎ」。名前の通り、旧暦の神在月の時期から収穫がはじまるため、この名がつきました。神在ねぎは根深ねぎの一種で、太く長く甘みが強いことが特徴です。寒い冬にかけて旬を迎えますので、長い期間楽しむことができます。

 

島根の秋食材②黒田セリ

引用:うちの郷土料理

画像提供元:しまねのおいしい食GUIDE

松江市黒田町で栽培されている「黒田セリ」。この黒田セリはとても歴史が古く、約300年前の江戸時代から栽培されている松江市の伝統野菜です。アクが少なくシャキシャキとした歯触りの良さと香りが特徴です。現在は生産農家が減少してきていることから、ほとんど県外に出回ることはありません。

 

島根の秋食材③西浜いも

出雲市湖陵地区を中心に栽培されている「西浜いも」。日本海の潮風を受けてミネラルが豊富に含まれた砂丘地帯で栽培されます。西浜いもの歴史も古く、約250年前に石見銀山の芋代官こと、井戸平佐衛門正明公によって広く伝えられたといわれています。中身が黄金色でホクホクととろけるような食感の西浜いもは、お芋スイーツに欠かせない存在です。

 

島根の秋食材④多伎イチジク

出雲市多伎町で栽培されている「多伎イチジク」。多伎町は日本海に面した水はけのよい土壌や潮風などイチジクの栽培環境に最適です。蓬莱柿(ほうらいし)という品種を1970年代から栽培を始め、今や全国にも出荷している島根県を代表するイチジクブランドとなりました。サイズは小ぶりなものの、高い糖度と爽やかな風味が特徴で、生食はもちろん加工品にも向いています。

 

島根の秋食材⑤西条柿

引用:JAしまね 出雲 平田柿部会

出雲市平田町を中心に栽培されている「西条柿」。あまり知られていませんが西条柿の栽培面積は島根県が日本一なのです。島根県の西条柿は「こづち」という名称で全国に出荷されています。渋抜きした西条柿は糖度が17度以上と高く、その美味しさは野菜ソムリエサミットで大賞を受賞するほどです。青果で食されるのはもちろんですが、干し柿にするのもおすすめです。収穫量も多いため、各家に柿が吊るされている光景をよく見ます。

 

最後に

今回はNIPPONIA出雲大社門前町の秋限定ディナーとともに、島根県の秋の味覚をご紹介いたしました。昨今の気候の変化で秋を感じられる期間が短くなってきたように思います。旬の秋食材も例年より早く終わる可能性もございます。タイミングが合う方はぜひ、島根の秋を楽しみにいらしてください。

NIPPONIA IZUMO