【2025年初詣】出雲大社の混雑を避けるには?
伝統のお正月文化をご紹介
毎年多くの初詣参拝客が訪れる出雲大社。
昨今の社会情勢により一時は減少したものの、近年では以前の賑わいを取り戻しています。今回は初詣で出雲大社を訪れる際、知っておくと便利な交通情報と地元スタッフが伝統のお正月文化についてご紹介します。
出雲で素敵な1年のはじまりを迎えるお供となりますように。
※2025年版の最新情報を随時更新いたします。
出雲大社の初詣
出雲市大社町にある縁結びで有名な『出雲大社』。毎年お正月期間は県内のみならず県外からも多くの方が訪れ、2024年は3日間で約65万人が新年のご挨拶に足をはこびました。島根県の人口が約54万人ですので、その参拝客の多さがうかがえます。
元日から1月5日までの期間は、八足門からご本殿の間にある普段は入ることができない『楼門前』まで開放され参拝が可能です。また開門時間も通常とは異なるため、事前に確認することをお勧めします。
初詣の混雑を避けるには?
多くの参拝客が訪れるお正月期間は、どうしても混雑・渋滞がつきものです。その混雑を少しでも避けるために、今回は3つの交通ポイントをご紹介します。
- 交通規制・臨時駐車場
- 一畑電車
- 路線バス・無料シャトルバス
1.交通規制・臨時駐車場
大晦日から1月3日にかけて一方通行や進入禁止などの交通規制が行われます。この期間は臨時駐車場も設けられますがどこも混雑が予想されますので、お車でお越しの場合は、当日の渋滞情報や駐車場の空き状況が確認できるサイトを活用することをおすすめします。
また当ホテルへご宿泊のお客様は、チェックイン前やチェックアウト後お昼ごろまで駐車場利用可能です。お車を置いて、徒歩でゆっくり出雲大社へ向かうことができます。
2.一畑電車
お正月の期間は特別ダイヤで運行しており、通常より運行本数も多いためより便利に出雲大社へ向かうことができます。また年越しの時間に合わせた『初詣ミッドナイト電車』という特別ダイヤも運行しています。出雲の風景が楽しめるローカル電車『ばたでん』にぜひ乗車してみてはいかがでしょうか。
3.路線バス・無料シャトルバス
JR出雲市駅から吉兆館までは路線バス、浜山公園カミアリーナ前から吉兆館までは無料のシャトルバスが運行しています。大きな駐車場もありますので、お車でカミアリーナまで行き、シャトルバスを利用するのもおすすめです。バスも一畑電車同様、正月特別ダイヤで運行しているため、事前に時刻表をご確認ください。
地元スタッフがご紹介!出雲のお正月文化
出雲の地で生まれ育った当ホテルスタッフが、県外出身スタッフやお客様に驚かれた出雲ならではのお正月文化をご紹介します。
1.吉兆さん
吉兆さんは毎年1月3日に行われる古くから受け継がれてきたお正月行事で、大社町内10組以上の町内会が参加します。吉兆幡と呼ばれる高さ10m、幅1mの大幟を持って笛や太鼓を鳴らしながら町内を練り歩き、御本殿前では大社神謡を詠みます。
練り歩く際の先導役は、42歳の厄男が務める『番内さん』です。神楽衣装に身をつつみ、青竹で地面を叩き『悪魔祓い』と叫びながら厄払いをします。幼稚園児や中学生も吉兆神事を行い、次世代へ脈々と受け継がれています。
《地元スタッフからひとこと》
吉兆さんは1月3日の午前中からお昼頃まで行われています。出雲大社付近を練り歩いているため、必ずしも出会えるわけではありません。ただ町中に笛や太鼓の音が鳴り響いており、吉兆さんを体感することができます。
2.出雲のお雑煮
お正月の定番『お雑煮』は、全国各地の地域性が出る多種多様なお料理です。島根県のお雑煮は主に『海苔雑煮』と『小豆雑煮』の2種類、細かく分類すると9種類あるといわれています。
引用:うちの郷土料理
その中で今回ご紹介するのは、出雲大社がある県東部のお雑煮『海苔雑煮』です。すまし出汁に丸餅と岩海苔といたってシンプルな組み合わせです。ただこのシンプルさが、出汁の旨味と磯の香りを堪能でき、とてもおいしいです。
《地元スタッフからひとこと》
『海苔雑煮』に使用している岩海苔は、島根県内のどこでも購入することができるほど、地域に根付いている食材です。
『海苔雑煮』は材料が少なく作りやすいため、ご自宅でも出雲のお正月を楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後に
新年のいいスタートが切れるお手伝いになればと思い、今回は出雲大社の初詣に関する情報をご紹介しました。大変混雑が予想されますので、時間に余裕を持って安全にお楽しみください。
素敵な年明けとなりますように。